宿敵
先月~今月の動向。
週のうち1~2日、3食主食なし+間食なし(いわゆるスーパー糖質制限)
4日くらい、3食主食なし+夕方糖質or夜食に糖質(30~50g程度)
のこり1~2日、昼前からだらだら甘いもの食べ続ける
なんて感じでやってきている。
BMIは19~20で大きい変化もなく、睡眠時間は平均5時間だったけど風邪もひかず精神的にも激しい上下はなく(←実は何より有難い)、日々そこそこ楽しいのでよし。
とはいえやっぱり、だらだら甘いもの食べてる日は総じて背中丸まって腰が引けてる感じでぼんやり過ごしてしまい、仕事が全然捗らないのも手伝って夕方に気分が荒みまくって自己嫌悪してしまう。よくない。
そういうふうに1日を腐らせるきっかけ、つまりわたしの糖質制限方面での宿敵はいくつかいるのだが、目下の最大の敵は
・メープルシロップが筋になって入ってる円筒状のパン(悔しいから名前覚えたりしないのだ絶対)
・ミニトマトの砂糖漬けちょい塩まぶし
後者は「塩トマト甘納豆」などといって売っている。田舎のことなのでそうしょっちゅう出くわすものではなく、だから時々見かけるとつい買いだめしてしまい、気づくと朝から貪り食っていたりして非常によろしくない。実は自分でも作ってみたんだけど、甘さも塩っぱさもやっぱり市販のものくらいキツくないとおいちくなかった。悔しい。
敵が強すぎて困りつつそろそろ10月。秋の食欲爆発もそろそろ始まりそうで心配。
今年はまだ草取りしている
涼しいから楽だけどね。
越して来た頃のこと。
近所のおばあさんが、
「わたしゃあっちであの鳥が鳴いてる、こっちにこんな花が咲いてるって思いながら草取りしてるのがいちばん幸せなんよ。あんたも早うそうなりなさい」
とニコニコしながら私に言った。
いやそれめちゃくちゃ退屈じゃん!しんどすぎ!なれってどゆこと?!と思いつつ、「そうですよね、草取りとか私も結構好きですぅ」などと笑顔で応じた。
1か月も経たないうちに、それを本気で幸せだと思わないとやってらんない環境なんだと分かった。何しろ出産当日だって、破水するまで掃除してたもんな。
…
で10年近く経つわけだが、かなり本気で幸せだと思い込めるようになってきた。
人間より雑草の方が相手としては気楽。図鑑で調べるといろいろ楽しいし。
鳥も思ったよりたくさんの種類がいる。
こないだは目の前にカワセミ来た。きらきらしてた。
まだしばらくこの幸せが続きそうなので幸せ。
現実逃避できるうちは幸せ。
サボっている
傍観していても鳥肌たつようなこわい事件が身近に起きて、PCに触る気が失せたのが2か月前。
前後して、取引先から街で一番うまい小倉デニッシュというのを6斤分いただいた。
確かにものすごくうまかった。
店が遠いところにあってほんとによかったと思う。追加買いに行かなくて済んでる。
それを全部自分ひとりの腹に収めたり、事件を思い出しては鳥肌たてたり、庭の草取りをしたり、60年前から放置されている荷物を整理したりしていたら2か月なんてあっという間だった。
このままあっという間に死ぬとこまで行くのだろうなあ。
食べた分は全て腹肉になった。おかげでまた腰痛が始まった。
今日から糖質制限再開。
33日目
[糖質制限] 昨日食べたもの
鶏むねゆでたの、生野菜、豆腐とねぎの味噌汁、クッキー大きいの2枚、牛ヒレステーキ(ソース甘目)、エビフライ大(衣厚め)1本、付け合せ野菜(ポテトフライ含む)、豚肉焼いたの、野菜炒め。
半年ぶりに昼の外食。いくつかある半個室がほとんど女性の集団で埋まっていて、そこここで盛り上がる話声で店全体の気圧が上がっているような感じ。良い店が繁盛するのはありがたいなあと思う(自分が気に入る店の消失率が高くて困っているので)。が、連れが公共意識を意識しすぎるひとだった上に隣のテーブルの盛り上がり具合がかなりおよろしかったので、連れの暴走を防ごうと気を使いすぎて激しく疲れる。タダメシは高くつくというやつである。エビフライ美味しかったからいいか。
32日目
[糖質制限] 昨日食べたもの
鶏胸ゆでたの半分、生野菜、鶏もも照焼半分、鶏胸と鶏もものから揚げがっつり。
にわとりばっかり食べている。にわとり飼おうかや。
[雑感] 虫をころす
桜の木の先の方の葉がなくなり始めた。
毛虫がわいてる。
オビカレハだと思う。小さいうちは枝の付け根にテントみたいなの作って籠っている。
テント崩してみるとわらわら落ちてきて結構ホラーだけど、そんなに危険なヤツでもないので取りあえず落としまくって踏み潰しまくった。
テントの3割くらいは萎びた毛虫の死骸が詰まっている。天敵が活躍している模様。
だからクスリはやめて人力でできるだけやってみた。
高枝ばさみでも届かないとこもある。屋根くらいの高さまで木登りして落とす。
そんな高いところから叩き落としても連中は元気で、すぐに木に登ってくる。ちゃんと桜の木を選んで登ってくる。
足で踏むだけじゃ追いつかなくなって、気づくと手でぶちぶち潰していた。
桜の樹皮に模様が似ていて見つけにくいのを必死になって目をこらしていたら、なんか落ちゲーやりすぎた時みたいに目を閉じても毛虫の影がちらつくようになった。
虫が虫の形でほんとに良かったと思った。
ちょっとでも猫や人間に似てたら、今自分すごいいやーな感じしてると思う。
31日目
[糖質制限] 今日食べたもの
鶏胸ゆでたの1枚分、生野菜、納豆1パック、チャーハン200g、苦めのチョコレート20g、牛乳200㏄、ハマチの照焼、食パン6枚切り2枚、チョコクリーム80gぐらい。
全くもって情けない食事内容。
実はもう3日くらいこんな感じ。昼間は我慢できているのだが、夕方になるとイライラが嵩じてチョコクリームパンなどをヤケ食いしてしまうというパターン。
時期的にストレスが多いのは事実だが、糖質を夜に取ると確実に翌朝の体調が悪くなるのでこれでは悪循環なのだ。なのだけど。
ストレス発散のための「食べる」ことは本当に「食べ」ているのではなくて、何かをのどに通す強い刺激でただそのストレスをごまかしているだけのこと。
だったら同じくらい強い別の刺激でも、同じように状況をごまかしてやりすごすことはできるはず。
そう思いついて、ウクレレだったり読書だったり語学の勉強だったり運動だったりに取り組んで結構うまくいっていたのだけれど。
例年、4月から5月のこの時期は、新学期の子どもが落ち着かないのに加えて自分も何だか心が安定せず、気分が乱高下したり体調もいまいちだったりする。今年もやっぱりそんな感じ。変に積極的になった後で自己嫌悪に陥り、理由のはっきりしない不安感に苛まれていてもたってもいられなくなる。今年は幸い花粉症の症状が極めて軽いのでまだましだが、それでも時々すうっと落ち込んで行って全部を投げ出してしまいたくなる。
こんなになってしまうと、こま切れ時間を上手にやりくりして気分転換、なんてクレバーなことは論外で、結局手っ取り早く食うか、さもなくば買いまくるかという本能に直結し、かつ損害ばっかりなストレス解消法をとることになる。
結果。
腹肉の厚みは2倍に増え、
無駄に高性能な掃除機が手元に。
そして1年の小遣い貯金分の金が消え。
早く落ち着いてくれんかな自分……
30日目
[糖質制限] 今日食べたもの
野菜の炒めたの4種類、納豆、小さいオレンジ8分の1個、牛乳300㏄、鶏ももの照焼、生野菜、卵サンド(パン6枚切りの4分の1)、ウインナー1本。
最近の主食にしていた鶏胸の買い置きがなくなってしまった。
わりと精神的にクるんですね。こういうの。
[雑感] とりあえず原因を解明してみた気になってみることで問題そのものから逃避
するのもありだろう、と開き直る。
数年前までは悩み始めると底つきるまで苦しみまくったものだが、人生も折り返し地点まで来てしまうと、実はそういう悩みには解決策など始めからなく、悩んでいる時間は単なる無駄だと思い知るようになった。
自分の問題だけど自分には解決できないものって案外多い。
やっちまった失敗なんてのはその最たるものである。
繰り返しを避けたいなら原因だけ分かっておけばいい。回避できれば次回は回避、できないんならしょうがない。できないんだから。
そんなの考えてても無駄だよな。ああすればよかったしこうすればよかったけど、できなかったわけだしこれからだってできないだろうし。
そう自分に期待しすぎちゃだめでしょう。だってこの自分ですよ?
と言い聞かせて過ごす。あと10年くらいすれば悟りきれるのかな。